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2023/01/10 編集長日誌「マンガ賞選考の舞台裏」

できごと

今日はコルクスタジオの縦スクマンガ賞の審査2回目だった。
そもそも選考基準はなんなのか、というところから編集者たちで話し合った。

技術というよりも、その編集者の心を強く揺さぶり、掴んで放さなかった作品を選ぶことにした。
期待賞は、担当者がつく。担当者は何を目指していくんだろうね、という話もした。

SNSで読まれる作品を作って、電子書籍にしていく。
もしくは縦スク読み切りでまずはコルクスタジオストア掲載を目指す。
コルクスタジオストアがここにきてしっかり価値をもち輝き出したように感じた。

コルクラボマンガ専科アドバンスコースを受けてきた。
石田たんろうさん面白い…演技を極めた人は、どこからが演技か分からない。

実際役に取り込まれてしまう人もいるそう。
時間がないから、役を自分に寄せちゃうこともある、とか、
役と自分との距離、は、主人公と作者の関係に近いと感じている。


感情

マンガ賞選考は、そわそわ。これってもうほんと申し訳ないけど、
出会いの運みたいなもの。選考する立場になって思ったけど、ほんとにマンガ賞って技術じゃないな。

一箇所でも誰かの心を掴む部分を、瞬間を、作れるか。
たんろうさん講義は、静かな興奮。自分のやってきたことと、ずれていないことを確認しつつ

一流の人に聞き放題ってなんて贅沢な、脳に嬉しい時間なんだ、と思った。

気づき

感覚で描いていると、崩れた時に描けなくなる。

僕はそれが嫌で、何が大切なのか、揺るがない基礎や骨組み、技術の理解をしていたんだったな、ということを、ネームタンクの教室で講義をしていた時は毎回言っていたけど、最近それがなくなって、自分の中からも少し意識が外れていたな、と気づいた。

何かもう少し上手な伝え方、残し方はないものか。と求めている気持ちに気づいた。


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ごとう隼平
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