先日、排出型と萌え型の話をしたときに、ハンタの念能力のようだ、と言うリプをいただいた。

ほんとにその通りだと感じる。今日は、マンガを描く人なら簡単にできる、マンガ家専用の「水見式」を紹介したい。

ハンターハンターの念能力は、自分の系統の能力以外を使うこともできる。ただ、それは相当のエネルギーを消耗してしまう、という設定だったと思う。

これとまったく同じで、排出型の人が萌え型の描き方をするのは、できなくはない。その逆も然り。特訓すればできるようになるし、ただやっぱり、やたらとメモリを使う。

中には二次創作は萌え型で、オリジナルは排出型で、と自然と使い分けられる、特質系もいたりする。

排出型と萌え型の診断ツールあります

いくつかの問いに答えると、この排出型と萌え方がわかる診断ツールを作ったことがある。

実は演出タイプを加えた、9種のマンガ家タイプ診断詳細版もあり、こちらもいずれ紹介したい。

とは言え、最近、ある1つの問いによって、この創作タイプが簡単にわかってしまう方法があることを発見した。

事の始まりは、コルク創作6箇条を作ったことだ。その第一条として、「ただ一人、深く届ける相手を定める。」というものがある。これを、所属する作家さんに聞いてみていた。

そこに1つの傾向が見えてきた

まだ、数は多くない段階ではあるものの、

萌え型の作家さんは、自分に作品を届けたい、と言う。

対して、排出型の作家さんは、親、恩師、恋人、など、明確に他者に届けたい、と言う。

これは僕にとって驚きだった。なぜなら、萌え型の作家さんは、尊い推しのキャラや関係性、他者を見つめる視線が強い。

排出型の作家さんは、その逆で、自分の心の傷など、自分の内面を見つめる視線が強い。

なのだけど、この強い視線は、目的ではなかったのだ。

萌え型の作家さんこそ、この無常な世の中で、何より、自分を楽しませたい。そのために推しが要る。

排出型の作家さんは、自分が救われるために、世の中のほうに変わって欲しい。強いメッセージによって。

届ける先は、普段の興味の先と、明確に逆転する。

3行まとめと「水見式」

シンプルに、あなたが作品を描くのは
「自分に向けて」→萌え型
だろうか。
「他者に向けて」→排出型
だろうか。

これが何より分かりやすい診断方法になりそうだ。
とはいえ、診断ツールには詳しいタイプ別の症状と対策も書いてあるので、ぜひこちらもやってみてほしい。

https://qa.judge-hub.com/qa/jvnsp/cc435c19-164f-4aad-8722-1feeb6e629fd/est

できごと
作家さんに誰に向けて作品を届けたいか聞いてみた。

感情
驚き、喜び

気づき
当たり前なことほど、気づくと驚きは大きい