やらされ事を自分事にできた、最近の経験。
3行日記というものがある。
編集者の佐渡島さんから、これを続けたほうがいいよ、と言うアドバイスをずっともらっていた。
3行日記とは、その日にあった出来事、感情、気づき、を1行ずつ振り返る日記だ。
でも、これがなかなか続かない。
佐渡島さんと3人でYouTube配信をやっているイヌジンさんとやっても、やはり続かない。
佐渡島さん的には、これが1番僕の活動を、簡単に佐渡島さんも社員も理解する方法だと言う。
この前の配信で、佐渡島さんから衝撃的な発言があった。「ごとうさんはなんで、3行日記をやってるの?」というものだ。
何故やるのか、GPTと話してみた
「いや言われたからやってんのよ」と喉まで声が出かけたが、一旦飲み込み、なんでやってるのかを自問自答してみた。
3行日記を続けると、客観的に自分を捉え、自己を成長させることができる。でも、本当に心からそれが必要だと思っているのなら、続けられるはずだ。配信内では、割としどろもどろに答えた。
そこでChatGPTと、なぜ自分が3行日記に取り組むのか、そして続けられないのかを会話してみた。ChatGPTの便利なところは、編集者佐渡島庸平を知っていることだ。その思想も含めて。
続けられない理由は、割と明確で、夜1日を振り返る時間にはくたくたになっていること。朝に振り返ろうとしても、朝はやることが多すぎる。そしてそもそも、その時間があるなら、他にいろいろやりたいことが多い。
ChatGPTは優しいので、そのことに同情してくれた。佐渡島さんと同じくらい、思いやりがあるのだ。
GPTと話して見えてきた、動機の不足
GPTと会話して、続けられないのは、内発的動機が足りない、と言うことに尽きると感じた。自分の本心を見つめると、成長や成熟は求めてないと気づいた。今の実力で結果に繋げたいし、結果に繋げられると、信じているのだと気づいた。
しかしそう気づいても、求めてないものを求めたいとは思えない。
また他に3行日記のコスパの悪さも気になっていると気づいた。やることが多い中で、何かと兼ねたい気持ちが強いのだと感じた。
そのことをChatGPTに伝えて、何か副次的な効果がないか考えてもらった。いくつかの案の最後に、チームメンバーが僕のことを理解して、より円滑に動ける、ということがあった。
それを読んだとき、これか!と繋がった。
僕はコルクで、ウェブトゥーンの編集長とスクール事業を任されている。それを成功に導く時に、何が必要か。
きっと僕の頑張りだけでは届かなくて、チームが育ち、力を発揮する必要がある。
事業の成功のために、何が必要か
チームに、僕が日々の出来事をどんな視点で、どんな解像度で見ているのか、僕の見方を伝える。3行日記は、チームの実力を底上げし、結果を出すのにコスパが良いよ、と佐渡島さんは言っているのだ、と気づいた。
そしてみなさんお気づきと思うけど、佐渡島さんもともと最初からそう言ってる。一周回ってようやく分かることってあるよね。
僕と佐渡島さんは、おそらくチームの見方が違うのだ。僕は自分も含め、今の実力で、今持っているものを効果的に活かして勝ちにいく。これは僕の戦略的思考性がそうさせるのだと思う。
一方、佐渡島さんは、1歩前に進んで手本を示そうとする。みんなの成長の先に、成功がある。これって、まさに宇宙兄弟そのものだ。
「兄とは常に弟の先に行ってなければならない。」
確かに、その観点で言うなら、3行日記は効果的かもしれない。そう理解して、今この文章を書いている。
3行日記の前に100行日記
手本を示そうとする佐渡島さんを、どうか偉そうだとは思わないでほしい。なぜなら、佐渡島さんは佐渡島さんでChatGPTに、毎日自分が傲慢でないか問い続けていたりするのだ。愉快。
で、なぜ3行日記と言っているのに、この文章を書いているかと言うと、結局3行にまとめるって、それがむしろハイカロリーなのだ。今日は時間がないので、短い手紙は書けません。そのものだ。
なので、ここまで書いて、ようやく3行。
出来事、ChatGPTと3行日記について会話した
感情、わくわく
気づき、なんとなく気づいていたから挑戦したが、ChatGPTと話すとやらされ事を自分ごとにすることができる。
おまけ
またもう一つ続けるためのポイントがあるのも気づいている。それが記事を作る環境だ。僕は普段、指がしゃべると言う入力方法、親指シフトを使っている。
それに慣れてしまうと、他の入力方法が遅すぎてストレスフルなのだ。と言うわけでこの文章は全部音声入力にしてみた。3行が産業になっちゃうことに困っているが、それ以外は快適だ。
少なくとも今回、内発的動機の面では腹落ちできた。続けられるかは分からないけど、目的がブレなければ、代替案もでるんじゃないかなと。
ちょっと長くなってしまったけど、ここまで読んでくれてありがとうございます!なにか感じたことあったらコメントいただけたら嬉しいです!