2023/01/16 編集長日誌「編集長でいいのか確かめた日」
スタジオでの取り組みを「できごと」「感情」「気づき」に分けて毎日振り返ってます。業務内容分かっちゃうのでライバル企業の人は秘密だよ!
できごと
昨日
・佐野さんとオンラインで5時間近く話した
・試験のお仕事終わらせた
・おさむさん新連載MTG ふむさんが新しく描いた1話の冒頭について
今日
・コルクラボマンガ専科の新連載が一斉スタート!
・各種連載の状況を確認
・編集者の吉原さんと電子書籍についてのMTG
おまけの話をたくさん聞かせてくれた
ブランドをしっかり出していくから、そこに人が集まる。
トーチの出張編集部はとても大人気。
編集長として雑誌の色を作っていく、打ち出していく、という意識の弱さを(この後の話もあって)感じた。
・連載定例では、プロデューサーを誰がやるのか、というのをみんなで話し合った。
作品を見方として、世にどう打ち出していくのか、ということと、内容をどう仕上げるのか、という大きく二点の方向性があって、僕は後者の経験を重ねてきた。逆に前者の、世に出てる作品や出方に注目してこなかった。その弱さを持っていて編集長をやっていていいのか、というそもそもの疑問を話した。
プロデューサーとは、旗を立てる人。世の中にどう打ち出すかを決めて、こういうものを作ってほしいと、頼む人。担当編集がそれぞれ作品のプロデューサーであり、編集長は総合プロデューサー、というのは納得できた。担当編集が何らかの理由でプロデュースしきれないときは、降りて行ってプロデュースをする。
編集長を総合プロデューサーというふうに捉えると、コルクスタジオの作品群をどうプロデュースしていくのか、どうブランドを作っていくのか、そして売り上げ結果に対して責任を持つ、ということがしっくりきたし、足りてないし、同時にやりたいことだと思えた。
・電子とデザインの話、カッシー酒井さんアーリーさんと話して、楽しく電子書籍出していけそうな予感。
・おさむさん新連載MTG やじまさんが直前に出してくれたネームがとてもよく、流れが見えた。
やじまさんはお化けのやり取りの中で、技術を感覚だけでなく理屈で理解してくれていて、必要な時に適切に使えるようになってきてて、熱量を技術で支えるバランスがとても良くなっていると感じる。
ふむさんのネームはシンプルに背景力があると魅力が倍増するかもしれないな、と思いはじめてる。
・経済条件のMTGに出て、その度に佐野さんも佐渡島さんもすごいなと思う。数学好きだったけどついていけなくなってなかったことにした時の気持ちを思い出した。
感情
・安堵 苦しいことは苦しいと言って、その原因を探り、伝えて、解決する。楽になったと思う。
気づき
・漫画も映画も数に触れてこなかったんだけど、そのことを今苦しいと感じるのは、編集者、世に作品を出していくプロデューサーとして特に求められるものだからだ、ということに気づいた。
どんな作品がどう売れるのか。どんな売り方がどう世間に響くのか。そこを解像度高く見てこなかった、ことに気づいた。
逆にいうと、僕はその時間で、作品を作ってきた。ネームに悩む新人マンガ家と、作品を完成まで持っていく経験を重ねていた。その強みを活かしたいなと思った。